「洗濯機を買い替えたいけど、高齢の両親が使いこなせるか心配…」
親に頼まれたけど、中々選ぶのは大変ですね。選んで喜んでもらえる洗濯機を選びたいですね。
この記事では、高齢者にお勧めの洗濯機3機種をご紹介します。洗濯機を選んだポイントについて解説します。この記事を読めば、高齢の方が快適で安全に使いこなすことができる洗濯機を選ぶことができます。
この記事は看護師として高齢者相談機関で相談員だった筆者が、高齢者に寄り添った視点を持って
使いやすい洗濯機をご紹介します。
高齢者にお勧めの洗濯機3選
高齢者におすすめの洗濯機、3機種を紹介します。
PanasonicNA-JFA8K2 | 東芝 AW-7GM2(W) | SHARP ES-S7H-L | |
使いやすさ | ◎ | ◯ | ◯ |
静音性 | ◎ | ◎ | ◎ |
価格 | △ | ◎ | ◯ |
ランニングコスト | ◎ | ◯ | ◯ |
乾燥機能 | ◯ | なし | ◎ |
それぞれの機種について詳しくみていきます。
Panasonic Jコンセプト洗濯機 NA-JFA8K2
使いやすさは最強
洗濯容量8kgで価格は10万円以上とお高め
使いやすさ最強!使い勝手とお手入れのしやすさに焦点を当てたJコンセプトシリーズの洗濯機。浅い槽と広い投入口で洗濯物の取り出しやすさを追求し、高輝度LEDを備えたカンタンな操作、液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能などが特徴。新しい次亜除菌コースで衣類と洗濯槽の両方を効果的に除菌。スゴ落ち泡洗浄や多彩な洗濯コース、充実したお手入れ機能も備え、使いやすさと清潔さを追求しています。
東芝 AW-7GM2(W)
縦型洗濯機ではコスパ最強!シンプル機能で使いやすい
乾燥機能はなし
シンプルで使いやすい洗濯機。乾燥機能がない代わりに、シンプルな操作でありながら便利な機能も充実しています。簡単で効果的な洗浄力と、部屋干しモードやスピードコースなどの実用的なオプションがついています。
SHARP ES-S7H
ドラム型洗濯機ではコスパ最強!ドラム型の強みである乾燥機能は充実
縦型洗濯機に比べ価格は高い ドラム式洗濯機のため洗濯物取り出しの際にかがまなければならない
ドラム式洗濯機ではコスパ最強!主な特徴です。
- コンパクトでラクラク使える: デザインはスリム
- 自動お掃除があってラクチン: お洗濯が終わったら、洗濯槽の奥まで水を使って自動でキレイにしてくれます
- プラズマクラスターで清潔: 衣類が乾燥すると同時にプラズマクラスターが使われて、除菌や消臭がされる
- 特別なコースがあって便利: おしゃれ着や急ぎの時に使えるコースがあり軽い汚れの衣類も早く洗えるので、使い勝手が良い
- シンプルな操作で使いやすい: ボタンの操作も簡単
本人が選ばない 高齢者の洗濯機の選び方
ライフスタイルに合った選定方法
高齢者の場合、洗濯物の量や頻度、乾燥機の使用頻度など、ライフスタイルに合わせて洗濯機を選ぶことが大切です。高齢者世帯の場合、一人暮らや夫婦世帯の場合が多いです。また、老々介護の状況にある場合は洗濯物が増えることがあるかもしれません。容量や大きさは必要性に合わせて選択するといいでしょう。
年齢や身体的特徴を考慮した負担軽減の工夫
高齢者の身体的特徴を下記に解説します。高齢者となり歳を重ねるにつれ、今まで出来ていたことが出来にくくなることもあります。洗濯機を選ぶときは高齢者の特徴を理解することで、使いやすい洗濯機を選ぶことができます。
高齢者の特徴
- 筋力の低下
- 関節の柔軟性の減少
- 視覚の低下
- 聴力の低下
- バランスの不安定性
- 代謝の低下
- 記憶力の変化
洗濯機を選ぶときの比較ポイント
使いやすさ、静音性、価格、ランニングコスト、乾燥機能の有無、そしてライフスタイルに合っているかどうかです。
使いやすさ
使いやすさは以下の2点に焦点を当てています。
- 操作性
操作パネルが見やすく操作しやすい
近年の洗濯機のモデルは、機能が複雑となっています。操作パネルも煩雑なものが多くなっています。高齢者にとっては、使いやすくわかりやすいことが一番です。操作パネルが大きく、ボタンが分かりやすい洗濯機を選ぶと、高齢者でも簡単に使うことができます。また、自動洗剤投入機能やプリセット機能があれば、手間を減らすことができます。 - 洗濯物の出し入れがしやすい
ドアの開閉がしやすく、洗濯物の出し入れが楽なデザインも検討も必要。洗濯物の出し入れがしやすさには、洗濯槽の高さが重要です。縦型洗濯機は取り出しの時に、前かがみの姿勢となり、洗濯槽の深いものは取り出しにくいでしょう。ドラム式洗濯機はひざを曲げる姿勢となります。腰痛やひざに痛みがある場合は、自身の身体的な負担が少ない姿勢で作業できる洗濯機を選ぶとよいでしょう。
静音性
洗濯機の静音性の比較ポイントです。
- 静音性はデシベル(dB)で測定され、低いデシベルほど静か。
- 洗濯機の音は「洗濯音・脱水音・(乾燥音)」の3つからなり、一般的には40dBから70dBの範囲がある。
- デジタルインバーターモーター搭載であれば静か。
- 通常の会話の音量より静かな洗濯機は約50dB以下であり、60dB以上だとうるさいと感じることがある。
価格
高齢者の方の多くが年金暮らしのため、価格は重要な検討ポイントです。洗濯機の価格は、機能や容量によって大きく異なります。
ランニングコスト
洗濯機にかかるランニングコストです。
- 電力消費
- 使用頻度
- 水道代
- 洗剤の使用量
- 耐久性とメンテナンス
乾燥機能
洗濯機を選ぶ際には、乾燥機機能の必要性についても検討する必要があります。乾燥機能のメリットデメリットについて解説します。
メリット
- 洗濯物の干す手間が省ける。
- シワがつきにくくなる。
- 生乾き臭を防ぐことができる。
- 腰や膝への負担を軽減できる。
デメリット
- 体を動かす機会を奪われる。
- 電気代がかかる。
- 乾燥時に熱がこもる。
- 操作が難しい場合がある。
まとめ
乾燥機機能の必要性は、高齢者のライフスタイルや身体的な特徴によって異なります。洗濯物の量や頻度が多い、腰や膝への負担を軽減したい、外出の準備を簡単にしたいなどの場合には、乾燥機機能の導入を検討するとよいでしょう。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の特徴
縦型洗濯機とドラム式洗濯機のメリットとデメリットについて解説します。購入の際に検討してみてください。
縦型洗濯機
メリット
- 洗浄力が高い
- 省スペースで設置可能
- 価格が安価なモデルが多い
デメリット
- 電気代がかかる
- 水道代が高い
- 大きな洗濯物の出し入れがしにくい
ドラム式洗濯機
メリット
- 節水性が高い
- 乾燥機能が高い
- 本体の上部に物が置ける
デメリット
- 設置にスペースが必要
- 縦型に比べ洗浄力が低い
- 価格が高いモデルが多い
中古品の洗濯機を選ぶ
新しい洗濯機を購入するのがもったいない、いつまで使うか、使えるかわからないと考えている場合は、中古品の購入も検討されます。中古品購入の際のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
- 価格が手頃:中古の洗濯機は新品に比べて価格が安くなることがあります。高齢者の予算に合った製品を見つけやすいです。
- シンプルな機能: 古いモデルはシンプルな操作方法が多く、高齢者が使いやすい場合があります。
デメリット
- 保証の不在: 中古の洗濯機は通常保証がついていないことが多く、故障時に修理や交換に費用がかかる可能性があります。
- エネルギー効率の低さ: 古い洗濯機は新しいモデルに比べてエネルギー効率が低いことがあり、運転コストが高くなる可能性があります。
- 洗濯機の廃棄にかかる料金が割高になる
- リサイクル料金のみの支払いの場合もあり割安となる。
家電のサブスク
家電にもサブスクがあります。
高齢者が洗濯機を購入する時、いつまで利用するかわからない、実際に使えるかなどの不安が残る場合もあります。そんな時は、家電のサブスクも検討してはどうでしょうか。契約条件をよく理解し予算に合わせて利用することが重要です。
メリット
- 初期費用の軽減
- レンタルサブスクリプションは通常、初期費用が低い。
- 定期的なメンテナンスや修理が含まれている。
- 新しいモデルにアップグレードすることやシンプルなモデルに変更する事が簡単な場合が多い。
- 必要なくなった時にすぐに引き取ってもらえる。
デメリット
- 数年間にわたって使用すると、購入するよりも総費用が高くなる可能性がある。
- 物を所有することに対する満足感や責任感が低下する場合がある。
- 契約解除に関する条件や追加料金、保証について事前に確認しておく必要あり。
家電のサブスクに興味がある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。
洗濯代行サービスの利用
洗濯代行サービスとは
「自宅で受け渡しができて、衣類を代わりに洗ってくれる」サービです。
Tシャツやタオルなど、普段自宅の洗濯機で洗うものが対象となり、衣類を洗濯・乾燥し、畳んで自宅に届けてくれるサービスです。また、プレス(アイロン)仕上げは含まれないのも大きな特徴です。
洗濯代行サービスと宅配クリーニングの違い
洗濯代行サービスと宅配クリーニングの違いのポイントを簡単に解説します。
- 洗濯代行サービスはアイロンがけがなく、基本的にたたみ納品。
- 洗濯は水を使用、クリーニング(ドライクリーニング)は有機溶剤使用。
- 洗濯は染み抜きなし、クリーニングは染み抜きあり。
料金について
40Lの袋で3000円~4000円程度のところが一般的です。クリーニングに比べ割安。
メリットとデメリット
メリット
- 洗濯する労力、時間が省かれる。
- 洗濯機や乾燥機を使わないため、電気代や水道代を節約できる。
- 洗濯物が汚れていても、業者が洗濯してくれるため、安心して任せられる。
デメリット
- 料金がかかる。
- 洗濯物を選択袋にまとめる手間がかかる。
- 洗濯をすることで得られる体を動かす機会が奪われる。
洗濯代行を利用したい時
下記のサイトを参考にしてみてください。
まとめ
高齢者が洗濯機を選ぶ際のポイントについてご紹介しました。ライフスタイルに合った選定方法や身体的特徴を考慮した工夫が重要です。使いやすさ、静音性、価格、ランニングコスト、乾燥機能などが比較ポイントとしています。乾燥機能の利用にはメリットもありますが、高齢者が衣類乾燥機を使うデメリットも考慮が必要です。洗濯機のタイプに関しては、縦型とドラム式それぞれにメリットとデメリットがあります。中古品の利用も検討の余地がありますが、その際にも注意点があります。最終的には、個々の生活スタイルや特徴を踏まえ、使い勝手やメンテナンスのしやすさを考慮して洗濯機を選ぶことが重要です。
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Q&A
洗濯機は、いつ買い替えればいいですか?
高齢者の洗濯機の買い替え時期は、次のポイントで考えると良いです。
- 頻繁な故障や不具合
- エネルギー効率の向上
- 使い勝手やセーフティ機能
通常、洗濯機は10年以上使用すると性能が低下するため、その辺りで買い替えを検討すると良いでしょう。
洗濯機の故障は、どうすればいいですか?
保証期間内であれば購入店舗に問い合わせるのが一番いいでしょう。保証期間外の場合は、購入したメーカーや家電修理の専門業者にお願いするといいでしょう。
- 洗濯機を購入した家電量販店など
- 洗濯機のメーカー
- 家電修理の専門事業者
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