介護をするには切っても切れない介護保険のお話です。
介護保険は必要になったときに使いたいときに使えばいいんじゃないのと思っている方が多いと思います。もちろんそうなのですが、介護保険を使うには、申請が必要だということをご存じでしょうか。
介護保険というからには、医療保険のようなものだからそのまま使えそうなものですが実は違います。医療保険はすぐに使えなければ、命に直結する事態となりますが、介護保険は今すぐ使えなくても命に直結するような事態とはなりにくいです。この為、介護保険は必要な人が申請しなければ利用できない仕組みとなっています。もちろん、介護保険にあるサービスを利用できないと困る方は多く存在します。しかし、介護保険とは在宅で利用するものなので、緊急性が低いとみなされているのかもしれません。介護保険を担当しているのは、地方自治体、国となります。このような行政のスタンスとして、困ったらいらっしゃいと言ことも影響しているのかもしれません。
介護保険とは?

介護保険とは、介護が必要となった方が日常生活を過ごすために利用するサービスを使うための保険サービスのことです。
例えば、買い物に行くのが困難になった、お風呂に一人で入るのが困難になった、一人で出かけるのが困難になったから外に出る機会がなくなったなど、日常生活を過ごすにあたり、一人でできなくなったことがある場合に利用します。
介護保険の特徴
最初にお伝えしますが、あくまでもざっくりとした説明になります。わかりやすさを明確にするために、必要な情報のみをお伝えしています。
- 申請して利用する保険サービスであること介護の区分認定(介護度と呼ばれる段階のこと)というものが存在する
- 利用できるサービス限度額が存在する
- 介護保険サービスを利用するにはケアマネージャーさんと呼ばれる専門職が計画書を立てなければならない→介護保険サービスを利用するには必ず担当者が付きます
介護保険のことを知るために

最近は介護保険のことをわかりやすく説明する動画なども多く出ています。本などの書籍も多く出ていますが、書籍に関しては一般の方向けというよりは、介護を職業としている方向けのものが多いです。そこでおすすめなのが、介護保険のことを知りたいと思ったときは、お住いの自治体の介護保険サービスについて紹介しているパンフレットです。
東京都練馬区が掲載している介護保険のパンフレットです。
東京都練馬区介護保険について (city.nerima.tokyo.jp)
各自治体で介護保険のパンフレットが出ていますが、これは介護保険料を徴収するのが各自治体であり、介護保険の財源となっているからです。ちなみに40歳以上の方が支払っている介護保険料ですが、これは自治体により徴収金額が異なります。
厚生労働省からも介護保険に関するパンフレットが出ていますが、これはどちらかといえば介護保険の制度の説明そのものとなり、実際に使用するまでの流れではないので制度のことなどをざっくりと知りたい方は一度参考にしてみてください。
まとめ
- 介護を利用するには介護保険
- 介護保険の特徴を押さえる
- 介護保険の実際の流れを知るにはお住いの自治体のパンフレットを活用しよう
今回は介護保険について解説しました。介護を考えるときには切っても切れない介護保険。必要と感じたら自分から積極的に情報を収集することが重要です。
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