看護師の年収は高い、お給料高いんでしょと周囲から言われることがある。しかし実際はどうなのか。今後、キャリアチェンジをして看護師を目指そうとする方もいるでしょう。または、身近な方が看護師になりたいというかもしれません。やりがいも大事だけど、お給料って実際どうなのか知りたい!
氷河期時代に就職活動を行い、一般の会社に就職し社会人経験があり、看護師転職サイト、一般の転職サイトに複数登録し、看護師になってからも一般の職種に向けても転職活動を行った筆者が、看護師さんの年収もリアルに迫っていきます。
お給料は一般の平均並み
ずばり、看護師さんのお給料は世間のイメージよりも高くない、のが現状です。
イメージで高くなってしまっています。決して低いわけではありません。
看護職のお給料が高いと感じるわけ①
資格手当、夜勤手当
看護師は、病院、施設などの勤務であれば夜勤が必須となります。この為夜勤手当は発生します。この夜勤手当ですが、病院によって金額がまちまちです。経験上いえるのは国公立病院のほうが、夜勤手当は高くありません。民間病院のほうが夜勤手当は充実しているのではないでしょうか。また、資格手当と呼ばれる看護職にあてがわれる手当も民間病院のほうが高いです。しかし、資格手当はボーナスには含まれない場合がほとんどですので、資格手当、夜勤手当が高いからといってもボーナスが高いとは限りません。
看護師のお給料が高いと感じるわけ②
新人であってもすぐにそこそこのお給料がもらえる
女性がずっと働き続けられる職場
前述しましたが、新人看護師であっても資格手当は発生するし、夜勤手当はもらえるので筆者のように社会人から看護師という寄り道をしない限りは20代であってもそれなりのお給料がもらえます。(筆者は寄り道をしたからこそ、看護師という仕事が客観的に見ることができるので、よかったと思っていますが)
看護師の給料は高くないの?
看護師はあまり昇給する仕事ではありません。それは、看護職の方は流動的に仕事を変わる方が多いため、同じ職場で働き続けることが少ないことが要因として考えられます。看護師の定着率はどこの職場でもそれほど高くはないため、それほど経験値が高くなくてもお給料がまずまず支払われるような仕組みとなっているのではないでしょうか。その仕組みとは何なのか?それは、昇給により継続すれば給料が上がるということではなく、夜勤手当、資格手当により給料を多く見せるということ。月収が増えればいいじゃないか、と考える方も多いのではないでしょうか。でも、昇給があまりなければ基本給が上がらないということです。それはどういうことなのでしょうか?
基本給はいったい何に影響するのか?それは、ボーナスと退職金です。基本給が高ければ、ボーナスも高くなりますが、基本給が低ければボーナスも低いです。また、退職金も基本給に影響するため基本給は重要です。様々な職種をみて就職活動、転職活動を経験した筆者からすると、看護職の昇給率は高くありません。看護師転職サイトを見ていても、ボーナス5か月とかいう見出しを見たりしますが、そういう病院の基本給は、求人詳細を確認しないと出ないようになっていたりもします。
近年は転職が一般的となりつつありますが、やはり転職はまだまだ一般的ではありません。この為かどうかはわかりませんが、看護職に比べると一般職の昇給率は高いように思います。
看護職でも昇給率の高い職場はあります。それは、国立、公立の施設や病院です。国公立の医療機関などは公務員となるので昇給率は高いです。また、公務員として看護師採用となるので、福利厚生もいいです。私も以前国立の医療機関に勤務していたことがありますが、昇給率はよかったです。
夜勤手当がなくても給料がまずまずいい職場
美容医療業界、透析クリニック
絶対ではありませんが、私が看護師転職サイトで情報収集している際は美容クリニックと透析クリニックは夜勤手当がなくてもお給料が高かったです。それはなぜか。一般的に美容医療は自由診療、透析クリニックは診療点数が高いため収益性が高いといえます。この為、勤務するスタッフの給料も高いといえます。美容医療の場合も、透析クリニックも夜勤はありませんが、時間が変則的な勤務だったりする場合もあるので、勤務時間の確認は必要でしょう。
まとめ
看護師のお給料は新人でも高い
資格手当、夜勤手当でお給料がアップする
昇給率はいまいち
もっと具体的な数字でいくらかお伝えしたほうがいいかとも思いましたが、実際の勤務地などでもお給料が変わることもあるので、今回はざっくりとした概要をお伝えしてみました。
コメント