生化学って難しすぎる!
暗記量が膨大で覚えきれない!
確かにそうね。
今回は生化学を学ぶための具体的な勉強法を解説するわ。
いきなり内容を学ぶのは効率が悪いから、勉強の方法から理解しましょう。
生化学は看護師にとって必須の知識です。薬理学や病態生理学など、多くの科目と密接に関わっています。生化学を理解することで疾患など多くの分野で理解度が深くなり、国家試験合格が近づきます。実際に臨床に出ても患者さんに適切な指導ができ現場でも活躍できます。
「苦手だから」と諦めていませんか?
生化学は確かに難解な科目ですが、理解できないことはありません。正しい勉強法を身につけることで、誰でも克服することができます。
この記事では、看護学生が効率的に生化学を理解するための勉強法を紹介します。苦手意識を克服し、生化学マスターを目指しましょう!
この記事でわかること
- 暗記に頼らない理解を重視した学習
- 自分の学習スタイルに合った勉強法を見つける
- 生化学を学習するためのコツがわかる
これらのポイントを意識することで、生化学を効率的に理解することができます。
さあ、一歩踏み出してみましょう!
看護学生が生化学を学ぶ必要性
なぜ看護学生が生化学を学ばなくてはいけないの?
詳しくは下の記事を確認してくれたらよくわかるわ。
具体的な目標は、『看護師国家試験』合格のためね。
詳細は看護学生が生化学を学ぶ視点を3つのポイントでわかりやすく説明! | ふぇれぽんブログ (sumiponnnoheya.com)
国家試験には生化学という分野で出題されないわ。
疾患の理解や検査データなどとなって出題されるの。試しに下の問題を解いてみて。
肝障害の指標となる血液生化学検査の項目はどれか。
1. CRP
2. 尿素窒素
3. アミラーゼ
4. ALT〈GPT〉
第107回 看護士国家試験 午前15問
国家試験ではこのように出題されます。検査結果や薬剤の作用メカニズムなどを理解するために、生化学の知識が土台となるのです。臨床に出る前にはまず、国家試験に受からなければいけません。まずは国家試験合格のために、生化学を学ぶ必要があるのです。
生化学の知識は臨床で必要となります
生化学の知識は臨床現場でも必要とされます。生化学は、身体に取り入れられたものがどのように変化していくかを理解するためのものです。生体反応、薬理、栄養と密接につながります。
苦手意識を軽減!生化学を身近に感じよう
いったい何をすればいいの?
早く具体的な内容を学ばないと…
気持ちはわかるわ。
でも生化学を身近に感じることで苦手意識が軽減され、内容が理解できるわ。
そのためには、漫画がおすすめね。
苦手意識を克服といっても中々難しいですね。まずは化学を身近に感じるところから始めましょう。おすすめは、漫画です。おすすめの漫画は、化学と生物の分野になってしまうので生化学とは少し遠ざかってしまいます。しかし、興味を持つことで勉強がはかどるのであれば、かえって効率は良くなるのではないでしょうか。
おすすめ漫画2選!
日常生活と関連付けて興味を持とう!
興味のないことはなかなか覚えることはできません。ファッションや美容のことは興味があるからどんどん知識が入ってくるけど、勉強のことはなかなか覚えることができない。しかし、生化学の内容はとても身近に存在します。例えば、糖質制限ダイエット。なぜ糖質制限がダイエットにいいのかを理解するには生化学の知識が必要です。ここでは詳しくは言いませんが、身近にある体の仕組みを理解するには生化学の知識があれば理解できるのです。化粧品の成分なども見てみると面白いですね。身近にあることは生化学が絡んでいます。
自分に合った勉強法を見つけるための2つのポイント
自分に合った勉強法を見つけることは、学習効果を高め、目標達成を早めるために不可欠です。そのためには、自分自身を知ることが重要です。以下の2つはきちんと押さえましょう。
- 自分に合った勉強方法は何か
- 自分がわからないのはどうしてなのか
自分に合った勉強方法は何か
参考書をみたら覚えられる、読んだら覚えられる、書いたら(手を動かしたら)覚えられるなど、情報処理の仕方は人によって異なります。
自分に合った方法で学習することで、集中力や記憶力が高まり、より効率的に学習することができます。
自分がわからない事が何なのかを知りましょう
わからないのがわからない、というのはよく聞きます。苦手意識が強い、専門用語がわからない人がほとんどではないでしょうか。自分で考えてもわからない時は、同級生と話したりして自分は何がわからないのかを見つけてみましょう。同級生に話したりするのが苦手な人は、SNSを活用するなど、一人で抱え込まないようにするのが重要です。
タイプ別 おすすめ勉強法
見て覚えることが得意なのか、聞いて覚えることが得意なのか、手を動かして覚えることが得意なのかなど、情報処理の仕方は人によって異なります。自分に合った方法で学習することで、集中力や記憶力が高まり、より効率的に学習することができます。
見て覚える=視覚タイプにおすすめの方法
- 図表を使って情報を整理する
- 問題集や参考書を繰り返し読む
- 動画教材を活用する
聞いて覚える=聴覚タイプにおすすめの方法
- 音声教材を聴きながら学習する
- 自分で音読する
手を動かして覚える=運動タイプにおすすめの方法
- 実際に手を動かしながら学習する=書き写す
- 立って勉強する(これで集中力が高まる人もいます)
勉強時間を有効活用!効率的な学習方法を解説
看護学生さんは何かと忙しいですね。学校の勉強に加えて実習準備や、実習のまとめなどもあります。アルバイトをしている人もいるでしょう。家事・育児に追われる人もいるでしょう。時間は限られます。しかし、なかなか上手くいかないのが現実です。ここでは時間を有効に使うためのアドバイスを具体的にします。すぐに実践すれば、国家試験に臨む準備になりますよ。
勉強時間を有効活用するための具体的な方法
- 目標設定と計画をたてる
- アウトプットを取り入れる
- 自分に合った参考書・問題集を選ぶ
- 隙間時間を有効活用 アプリがおすすめ
目標設定し計画を立てる
目標を決めましょう、そのための計画を立てましょう。そうすることで、自分がやるべきことがはっきりして効率が上がります。最終目標は国家試験合格でしょう。しかし、すぐ目の前にまで迫っていないようなら、わからないことがわかるような計画にしましょう。例えば生化学の基礎がわからないなら、
『糖代謝にかかわる専門用語を覚える』
『過去のテストをもう一度やる』
などです。基礎がわからないのに大きな目標を上げるのは、例えていうなら野球初心者が甲子園に出場を掲げるようなものです。目標を小さくすることで達成したときは達成感も生まれ、モチベーションアップにもつながります。
アウトプットを取り入れる
アウトプットとは何ですか?
聞きなれないかしら。
簡単に言えば、覚えたことを理解しているかどうか確認すること。
実際に問題を解てみると、覚えているか、理解しているかがわかるわね。
とても重要です。授業などで聞くとわかったように思ってしまいますが、実際に問題をみると解けないことがほとんどです。記憶に定着していない、もしくは、記憶に定着していることが引き出せないということです。このために、実際に問題を解いてみるのが重要です。
自分に合った参考書・問題集を選ぶ
教科書では理解しにくい内容もあるため、自分に合った参考書を利用することは重要です。お気に入りの参考書を選べば、手に取るだけでモチベーションが上がります。ぜひ、自分に合ったものを使いましょう。
隙間時間を有効活用 アプリがおすすめ
隙間時間活用にアプリは最適です。ちょっとした空き時間にでき、ゲーム感覚で楽しく取り組むことができます。アウトプットで活用するには有効です。
生化学を学ぶための具体的な勉強方法
いよいよですね!まずは何を覚えればいいですか?
何事も基礎が大事よ。
基礎知識はしっかり頭に入っているかしら?
生化学の基礎知識を覚えよう
わからない言葉は意味を調べましょう。生化学の代謝経路は高校生物の学習範囲が基礎となります。決して生化学から遠ざかっているわけではありません。生化学を学ぶための基礎知識は高校の化学や生物の学習が土台となります。基礎知識を覚えましょう。いまから復習するのは大変なら、おすすめの動画があります。
『WEB玉のタマえもん』シリーズの動画です。玉先生はもともと中学・高校の理科の先生だったので、とてもわかりやすく説明してくれます。ギャグも交じって、覚えやすくなっています。苦手意識のある人にはおすすめの動画です。
書籍もあるので、本を買ってみようと思う人はこちらもどうぞ。
国家試験頻出項目を覚えよう
生化学の分野がすべて国家試験に出るわけではありません。国家試験に出る部分は決まっています。下記の3つはまず覚えましょう。
- 主要な生体分子(糖質、脂質、タンパク質)とその役割
- 糖質、脂質、タンパク質の代謝経路の理解
- 酵素の働き
暗記を楽にする!ポイントを解説
やっぱり覚えることが多いです…。
全部覚えるのは無理です。
そうね、覚えることは多いわね。
でも構造と機能の関係を理解すれば、ストーリー性があるから覚えやすいわよ。
例えば、『この生体分子の構造があるから、働きとしてはこんなふうに働くんだ』とかね。
語呂合わせやイメージ図を使うのも覚えるにはいいわね。
おすすめの動画と書籍を紹介するわね。
解剖生理の書籍になりますが、ゴロで覚えるなど勉強のコツが詰まっているので紹介します。解剖生理は生化学と深く結びついているのでおすすめの1冊です。
自分に合った参考書・問題集を使おう
自分にとってわかりやすい参考書や問題集を利用することで効率も上がります。参考書、問題集だけではわからない人は、オンライン講座の利用もいいですね。
おすすめの参考書はこちら!
生化学の学習効率を高める方法
言われていることはわかるのですが、なかなか実践できないです。
言われたとおりにできたら苦労しないわね。
次は、少しでもいいから前に進む方法を紹介するわ。
ポイントは、モチベーション維持!
モチベーションを維持することが重要です。
そうは言っても中々はかどらないのが勉強。毎日少しづつでもいいから、生化学に触れましょう。それは紹介した漫画を読むことでもいいです。国家試験の問題集を眺めるだけでもいいです。おすすめは、隙間時間活用のアプリで問題を解くのがいいです。それよりも、おすすめはこちら。
グループ学習
大変そうに思われる方もいるかもしれません。1、2年生のうちは中々難しいかもしれませんが、国家試験がある程度近づいてきている人は、効果的な学習方法です。話し合う中でわからないところが整理されてくるので、一人で勉強する自身のない人は同じ悩みを抱える人を誘ってやってみてはいかがでしょう。
まとめ
具体的な内容ではなく、勉強法について解説してきました。苦手な科目の勉強がすすまない人は、勉強方法がわからない人が多いです。今回のまとめです。
- 生化学は看護師にとって重要な科目
- 生化学を身近に感じて、苦手意識を克服しよう
- 自分に合った勉強法を見つけよう
- 勉強時間を有効活用し、効率的な学習方法を身につけよう
- 自分に合った参考書・問題集を使おう
- グループ学習を取り入れて、モチベーションの維持をはかり学習効果を高めよう
私は化学が好きで勉強してきましたが、その知識のおかげで、臨床では患者さんに信頼されることもありました。信頼を得るには知識を持つことが手っ取り早く効果的です。まずは国家試験合格を目指して頑張ってみましょう。
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