「お母さん、ウォーターサーバーいいなって思うのよね。水をこまめに飲まないとと思っても、買い物のたびにペットボトルを買うが大変だし。車もないから。膝が悪いから重いもの持つのも大変だし、毎回頼むのも悪いし。地震とかがあったら、マンション毎回上り下りするのも難しいかなと思って。ここ7階だから…。」
筆者が帰省の際、母がこんなことを言いました。マンション7階に住む一人暮らしの母にとって、災害などでエレベーターが使えない時のことを考えたりすると、水のことは不安に感じるのでしょう。自分のことは問題なくできる母ですが、すでに70代。高齢者は体力や健康状態が低下しているため、水を買ったり運んだりすることが難しいのかもしれません。また、高齢者にとってこまめな水分摂取は健康を維持するのにとても重要です。水が身近にある生活は、健康維持への第一歩といえます。
そんな悩みを抱えた母が目にしたのがウォーターサーバーです。ウォーターサーバーがあれば、いつでも温水や冷水を飲むことができます。高齢者でも簡単に水分補給をすることができます。水分の摂取を意識してこなかった高齢者に対しても、ウォーターサーバーがあることで水分摂取の動機づけになります。
高齢者の水分摂取は健康維持のために大切です。実際に筆者は、看護師として高齢者の方の健康教室で水分摂取の重要性、脱水予防の健康講話を何度となく行ってきました。ウォーターサーバーは、高齢者の水分摂取をサポートする便利なアイテムです。そこで今回は、看護師の視点からウォーターサーバーの必要性と高齢者に寄り添った視点も加えておすすめのウォーターサーバーについて解説していきます。
高齢者におすすめのウォーターサーバー3選
【高齢者おすすめウォーターサーバー比較表】
フレシャス・スラット | フィレシャス・デュオミニ | ワンウェイウォーター | |
サーバータイプ | 宅配型 | 宅配型 | 宅配型 |
水のタイプ | 天然水 | 天然水 | 天然水/ RO水 |
設置タイプ | 床置き | 卓上 | 床置き |
ボトル設置場所 | 下置き | 上置き | 下置き |
ボトル容量 | 9.3L | 4.7L | 12L |
大きさ | 幅:290mm 奥行:350m 高さ:1100mm | 幅:250mm 奥:470mm 高さ:295mm | 幅:300 mm 奥行:340 mm 高さ:110 mm |
静音設計 | ◎(25dB) | ◎(25dB) | ◎ |
省エネ設計 電気代 | ◎ 約380円 | ◎ 約330円 | ◎ 約474円 |
清潔設計 | サーバー内 エアレス構造 | 「UV-LED※」搭載 | クリーン エアシステム |
サーバーレンタル料 | 初月無料 2か月目以降990円 条件付き無料※1 | 初月無料 2か月目以降550円 条件付き無料※1 | 無料 |
水配送料 | 無料 | 無料 | 無料 |
定期メンテナンス代 | 無料 | 無料 | 基本的になし |
配送間隔 | 1~4週間 | 1~4週間 | 7日/10日/15日/20日 |
配送最小単位 | 2箱 | 1箱(4パック) | 2箱 |
水料金(税込) | 1,627円 | 999円 (1パック) | 1,350円(RO水) |
1か月最小単位水利用料 | 4週間2箱配送 4,244円 | 4週間1箱配送4,546円 | 20日2箱配送 4,050円 (30日で換算) |
配送スキップ | 1回は無料 翌月以降 休止手数料1100円 | 1回は無料 翌月以降 休止手数料1100円 | RO水:手数料880円 天然水:1か月無料 |
おすすめのウォーターサーバー3選です。なぜ高齢者にこそウォーターサーバーがいいのか、なぜこの3機種がいいのかについて、解説します。健康を維持するためにこそ、ウォーターサーバーが必要な理由がわかります。
高齢者にこそウォーターサーバーを!おすすめする理由
高齢者にウォーターサーバーを強くおススメする理由。健康維持と災害への備え、この2つがとても大きな要因です。他にもウォーターサーバーの利用には様々なメリットがあります。しかし、病院や在宅など様々に生活する高齢者の方を見てきた看護師の私が思うことは、健康維持と災害への備えのためにウォーターサーバーはとても有効であるということです。健康維持や災害対策を含め、高齢者の方にウォーターサーバーをおすすめする理由を具体的に見ていきます。
健康維持のためにも水分補給をしよう ウォーターサーバーは有用です!
個人的に高齢者の方におススメしたい理由です。厚生労働省でも「健康のため水を飲もう」推進運動というのを掲げています。
水分補給はなぜ必要か 高齢者の身体的機能の特徴から脱水になりやすい
水分補給の必要性について、わたしが看護師として高齢者の健康教室などの高齢者向けの集会で何度もお話しをしてきました。それほど水分補給は重要であり、高齢者の方は脱水、熱中所になりやすいです。ここでは、なぜ高齢者が脱水や熱中症になりやすいかを段階的に説明していきます。
【体内水分量変化のイメージ図】
【高齢者は脱水になりやすい】
年齢を重ねるにつれ、身体の様々な機能が低下していきます。このためにかくれ脱水になりやすいです1)。体の筋肉量が減少するために体内の水分量が低下します。筋肉が水分の貯蔵庫となっているので、筋肉量が減少すると体内の水分量が減ります。また、のどの渇きを感じる機能も低下するため、水分が必要な状態でも水分摂取ができないこともあります。その他、高齢者の自身の持病の影響により、尿などにより水分が失われることもあります。高齢者が脱水になりやすい原因をまとめています。
1)参考文献:[谷口 英喜、秋山 正子、五味 郁子、木村麻美子]. [高齢者用かくれ脱水発見シートの開発]. [日本老年医学会雑誌]. [2015:10], [52巻], [4号], [359-366]
からだの水分量が低下する。
のどの渇きを感じにくくなる。
食欲不振や飲み込みにくさなどがあり、積極的に水分をとることができない。
持病や内服している薬の影響により、尿量が増加する。
夜中にトイレに行くことを考え、水分摂取を控える。
暑い時期だけではない脱水とは
熱中症といえば夏ですが、脱水は夏だけにおこるものではありません。かくれ脱水という言葉を耳にしたことはありますか?冬は夏より空気が乾燥しており、屋内では暖房器具を使用する機会も多いため、さらに空気が乾燥します。乾燥と室内温度の上昇により冬でも脱水を引き起こします。夏のように汗をかく機会も少なくなり、喉が渇きにくくなるため水分摂取が少なくなることが原因の一つとして考えられます。夏の室内であっても、冷房の使用により空気が乾燥すると高齢者は脱水を引き起こす可能性もあります。夏はもちろん、冬場でも脱水を予防するために、こまめな水分摂取が必要です。
健康のために!こまめな水分補給をおすすめ
寝る前、起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後、そしてのどが渇く前に水分補給を心がけることが重要です。のどが渇いたと感じた時にはもう脱水が始まっているといわれています。特に高齢者はのどの渇きを感じにくくなっていることがあるため、定期的にこまめな水分を摂取することが望ましいです。水分が足りていないからと一度に大量に水分を摂ることは難しいですね。仮に摂取できたとしても、摂取した水分のすべてが体内に吸収されるとは限りません。1時間後の自分の健康のために水を飲みましょう。
災害時の備えになる
災害時の備えについてです。宅配型のウォーターサーバーは、災害時には備蓄水として利用できます。
日本は地震や台風などの自然災害の多い国です。そして、災害はほぼ予測できずに発生します。地震などの災害時に水道管が破損した場合には、水道や水道水が長期間利用できなくなる可能性があります。そのため、災害時に備えて水を備蓄しておくことは重要です。ウォーターサーバーは、災害時の備蓄水として活用することができます。ウォーターサーバーの水は、以下の点で災害時の備蓄水として優れています。
・常時一定量の水を備蓄できる。
・水の賞味期限が長い。
・停電時でも利用できるウォーターサーバーもある。
・集合住宅や孤立集落でも対応できる。
安否確認の一環になる
宅配型のウォーターサーバーであれば、配達員がボトル配送のために定期的に訪問することで、安否確認の一つになるといえます。また、ウォーターサーバーを新たに導入することで、遠距離に住む家族と新たな会話の話題ができ、連絡する機会が増えるきっかけになります。もちろんウォーターサーバーの導入だけで安否確認が頻繁に行えるわけではありませんが、安否確認の一助にはなります。
水の温度調節を容易にできるので飲みやすい温度の水が飲める
ウォーターサーバーには冷水と温水だけではなく、常温水も出るタイプがあります。温かい水と冷たい水を利用できるため、組み合わせにより飲みやすい温度の水を作ることができます。水の体内への吸収速度は温度により異なります。最も吸収が良いのは5~15℃くらいです。白湯のようにぬるいお水を飲むことは、胃腸への負担が少なく、体温もほとんど奪われない温度になるため、普段の水分補給に適しています。運動後や暑い時期は5℃程度のしっかりと冷えた水のほうがいいです。ウォーターサーバーがあることで、場面により飲みやすい水をすぐに作りだすことができます。
買い物時の負担が減る
買い物は、外出の機会を生み運動をする機会にもなるためとてもいいことです。しかし、高齢者は、体力や気力の低下により、買い物時の負担が大きくなる傾向があります。ペットボトル飲料の購入は、重量もあるので高齢者にとっては負担になることが多いです。本当はミネラルウォーターが欲しいのに買い控えている高齢者の方もいるかもしれません。ウォーターサーバーを導入することで、ペットボトルの水を買いに行く手間や労力を省くことができ、買い物時の負担を減らすことができます。
ウォーターサーバー基礎知識 タイプと水の種類を解説
ウォーターサーバーは、設置方法、機能、水の種類によりいろいろな種類があります。
ウォーターサーバーは4タイプあり
ウォーターサーバーのタイプには、水の供給方式により4タイプに分けることができます。
- 宅配型は、天然水やRO水を使用するもので、宅配されてくるボトルを交換することで水を補充します。
- 浄水型は、水道水を浄化して使用するもので、浄水器を内蔵しているものもあります。
- 水道直結型は、浄水型と同じく水道水をろ過して浄水しますが、給水方法が大きく異なります。水道直結型ウォーターサーバーは水道管を分岐させて直接サーバーにつなげて給水します。その為、サーバー設置時には初期工事が必要ですが、工事後は自動的に給水される仕組みとなります。
- ペットボトル式は、市販のペットボトルをセットして使用します。
ウォーターサーバーの設置タイプと水交換の方法
ウォーターサーバーには床に置く床置き型と、卓上に置く卓上型の2種類があります。水の収納部位は、ウォーターサーバーの上部と下部に設置するタイプに分かれます。
ウォーターサーバーに使用されている水の種類
浄水型のウォーターサーバーは水道水を浄水して使用しますが、宅配型のウォーターサーバーには天然水とRO水を使用するものがあります。宅配型のウォーターサーバーの水には賞味期限があります。水の種類と賞味期限について解説します。
【水の種類】
おいしい水をボトルで宅配するウォーターサーバーには、天然水・RO水(ミネラル添加)・RO水(純水)の主に3種類があります。
◆天然水
地下から自然のままのナチュラルミネラルウォーターを汲み上げた天然水。
◆RO水(ミネラル添加)
水道水など原水は問わず、RO膜という膜でろ過処理を行った水にミネラルを人工添加した水。
◆RO水(純水)
原水は問わず、RO膜によるろ過処理を行った水そのものはミネラルによる味もありません。
【水の賞味期限】
◆天然水 製造から6か月
◆RO水(ミネラル添加) 製造から6か月
◆RO水(純水) 製造から1年間
高齢者が使用するウォーターサーバーの選び方のポイント
会社でジャパネットのウォーターサーバー使ってるんだ。
お母さんもジャパネットのウォーターサーバーにしようと思ってるの…。
お母さんは重いもの持てないから、ジャパネットはおすすめしないかな。水のボトルを交換する時一人じゃできないでしょ。電話すぐにつながって申込できるし、いいことも多いんだけどね。
ではどんなウォーターサーバーがいいのでしょう?高齢者におすすめのウォーターサーバーを解説します。
高齢者におすすめのポイントを解説
基本的にはジャパネットはおすすめしません。ボトルが上部に設置しているものは、交換が本当に大変です。詳細は後述します。では高齢者におすすめのウォーターサーバーとはどのようなものなのでしょうか?
【高齢者のウォーターサーバー選びポイント!】
◆宅配型である。
◆お水の容量が軽い。
◆ボトル設置が下である。
◆操作や設定がシンプルで使いやすい。
◆お問い合わせや支払方法がわかりやすい。
それぞれのポイントについて解説していきます。
高齢者におすすめは宅配型ウォーターサーバー
最近では、コストパフォーマンスもよくボトルのごみも出ないという点で浄水型、水道直結型が人気となっています。しかし、高齢者がウォーターサーバーを利用するのであれば下記の観点からも宅配型ウォーターサーバーです。
- 災害対策、備蓄水としてボトル水が最適。
- 安否確認として、定期的な配送により確認ができる。
【宅配型ウォーターサーバーのメリット・デメリット】
- 水道水をろ過する手間がかからない。
- ミネラルウォーターや天然水を飲むことができる。
- 災害時の備蓄水になる。
- 水ボトルの交換や保管が必要。
- 月々のランニングコストが浄水型に比べ割高。
- 機器の設置スペースが必要。
ボトルの設置が下である
宅配型ウォーターサーバーのボトル下置きタイプがいいでしょう。ウォーターサーバーのボトルは12Lのものが多いので重さは10㎏以上となります。高齢者にとって、腰よりも上の位置に重いものを持つことは腰や関節などに急激な負荷がかかるため、けがにもつながりかねません。実際に私は上置きタイプのウォーターサーバーを使用していますが、腰痛もあるためボトル交換の際はぎっくり腰にならないか非常に緊張します。
【下置きタイプのウォーターサーバーのメリット・デメリット】
- ボトル交換の時、腰にかかる負荷が小さい。
- ウォーターサーバーの重心が下になるため倒れにくい。
- ボトルが外から見えないため、スタイリッシュなデザイン。
- ボトル残量が確認しにくい。
- 下から上に水をくみ上げるため、給水時の音が大きい。
- 停電時に給水できないことタイプのものもある。
お水の容量が軽い
宅配型ウォーターサーバーは一般的なボトルサイズの12Lのものがほとんどです。卓上型ウォーターサーバーであれば、4~7Lのものもあり、ボトル交換の労力は小さいといえます。ご紹介したフレシャススラットはボトルが下置きのタイプでも9L程度とほかのものに比べ軽量です。
ボトル交換の時にかかる体の負荷が小さい。
ボトル交換の頻度が増える。
ウォーターサーバー設定サービスの有無
ウォーターサーバーの設置・設定サービスを行ってくれるところは多いです。しかし、初期の設置・導入を行ってくれるか、料金はかかるかなど事前に確認しておきましょう。初回に設置サービスを行ってくれることで、届いたその日から使用することができます。
お問い合わせや支払方法がわかりやすい
トラブル発生時のサポート体制についても、電話対応はあるのかなども事前に確認しておきましょう。チャットやネットでのお問い合わせも便利ですが、高齢者には電話が最も安心なのではないでしょうか。何かあった時のために、電話番号を書いた紙などをウォーターサーバーに貼っておくのもいいかもしれません。
高齢者におすすめのウォーターサーバー3選を詳しく解説!
高齢者におすすめの3選です。
・フレシャス・スラット
・フレシャス・デュオミニ
・ワンウェイウォーター
フレシャス・スラット
【おすすめの理由と注意点】
・ボトルが軽量。9.3Lと12Ⅼボトルが多い中2Kg以上軽いボトルである。
・ボトルが下設置で交換しやすい。
・給水ボタンが上部にあり使いやすい。
・他社メーカーに比べると料金は高め。
・ボトルが軽量であるため、交換頻度が多くなる。
フレシャススラットはおしゃれで再加熱機能や常温水機能が充実しており、静音設計、節電機能まであり機能が充実しています。
フレシャス・デュオミニ
卓上型で起き場所を選ばない。高齢者の方の生活スタイルに合わせて好きな場所に置くことで、水分摂取をしやすい環境を作り出します。
【おすすめ理由と注意点】
・卓上型で起き場所を選ばない。
・ボトルが軽量。4.7Lエアレスパック。
・ボトルが軽量で交換しやすい。
・他社メーカーに比べると料金は高め。
・ボトルが軽量であるため、交換頻度が多くなる。
フレシャスデュオミニはウォーターサーバー業界では初めてUV-LEDと呼ばれる殺菌効果のある紫外線を出す発光ダイオードを搭載しています。
ワンウェイウォーター
コスパ最強。業界最安値をうたっています。
【おすすめの理由と注意点】
・RO水では業界最安値のコストパフォーマンス!
・ボトル下設置で交換しやすい。
・ホームページのトップ画面にお問い合わせ電話番号が表示される。
・メンテナンス無料となっているが、基本的にメンテナンスをすることはない。
・天然水を選択するとコストパフォーマンスは普通。
・RO水のノルマが20日2箱(24L)と多め。
ワンウェイウォーターはコストパフォーマンスに優れていますが、天然水を選択するとほかのメーカーとコストはあまり変わりません、下置きボトルで、コストにこだわるのであれば、RO水を選択して利用するのがおすすめです。
高齢者がウォーターサーバーを使う際の注意点
高齢者がウォーターサーバーを使うときの注意点は、転ぶ危険性のある場所には設置しない、につきます。ウォーターサーバーを設置するのに、転倒なんかしないだろうと思われる方もいるかもしれません。しかし、適当な場所においてしまっては転倒につながるリスクがあります。なぜ、転倒しないように注意しなければならないか。それは、高齢者にとって転倒は命にかかわる重大なことだからです。転倒する危険性は日常生活の中にも多く潜んでいます。
政府広報オンライン:たった一度の転倒で寝たきりにならないために
転倒しないためのポイントを解説します。
・生活導線の邪魔にならない場所に設置しよう。
・電源コードなどは延長コードなどを使わないようにしよう。
・近くにセンサーライトを設置しよう。
それぞれについて解説していきます。
ウォーターサーバーを設置は、生活導線の邪魔にならない場所に設置する
ウォーターサーバーを設置する場所は、生活導線の邪魔にならない場所を選びます。普段動きなれているところに新たにウォーターサーバーが設置されてしまうと、戸惑ったり煩わしくなったりします。歩行の妨げにならず、家事などの邪魔になにくい場所がいいでしょう。こまめに水分摂取ができるようにするために、リビングなどであれば立ち上がった時に取りに行きやすい場所を選ぶとなおよいでしょう。
ウォーターサーバーの電源コードは延長コードなどを使わないようにする
延長コードを使用しないことが一番です。もし使用するのであれば、延長コードが足に引っかかってしまわないようにしましょう。コードカバーを利用することも有効ですが、コードカバーのわずかな段差も引っかかりの原因になりえます。
・コードカバーを利用する。
・コードを壁に沿って設置する。
・コードを専用鋲などで固定する。
近くにセンサーライトを設置しよう
とても大げさに感じてしまう方もいるかもしれませんが、夜間トイレに行くときなどウォーターサーバーを設置したことを忘れてしまいぶつかることもありえます。そんなときのために、ウォーターサーバーや近くに人感センサーライトを設置しておくと、夜でも明かりがつきわかりやすいかもしれません。水分補給のためにベッドサイドに置き方もいるかもしれません。センサーライトがあれば、ウォーターサーバーの位置もわかりやすく便利かもしれません。
高齢者がウォーターサーバーの利用するデメリット
高齢者がウォーターサーバーを利用する際の必要性やメリットは今まで解説してきました。ではデメリットは何があるのでしょうか。以下にまとめています。
・設置場所やボトルの保管場所が必要。
・ボトルの交換作業が大変。
・ランニングコストがかかる。
・注文ノルマがあり水が余ってしまうことがある。
・衛生面でメンテナンスが必要。
・設置場所やボトルの保管場所が必要
設置場所やボトルの保管場所が必要
メーカーや機種によって違いますが、平均的なウォーターサーバーのサイズは以下の通りです。
床置き
横幅 30cm 奥行 30~40cm 高さ 110~130cm
卓上
横幅 25~30cm 奥行 35~40cm 高さ 47 ~80cm
本体の置き場所だけでなく、予備ボトルの保管場所も必要です。一人暮らしなど部屋のスペースが限られる場合は、予備ボトルが邪魔になってしまうかもしれません。
ボトルの交換作業が大変
ウォーターサーバーの水ボトルは一般的には「12L=12Kg」です。重い水ボトルの交換は、女性や年配の方には非常に重労働な作業です。
ランニングコストがかかる
ウォーターサーバーは月々のランニングコストが発生します。代表的なランニングコストは以下の通りです。
・水ボトル代
・サーバーレンタル代
・電気代
・配送料
・メンテナンス料
メーカーや機種により、レンタル代や配送料が無料の場合もあります。事前に複数のメーカーを比較し、月々のランニングコストと年間のコストを確認して選ぶのが賢い方法です。
注文ノルマがあり水が余ってしまうことがある
ほとんどのウォーターサーバーは定期配送となっており、1ヶ月24L程度の水が届きます。そのため一人暮らしの場合など、月に24Lの水を飲むのが難しい方も多く、水が余ってしまう可能性もあります。そういった場合は、「配送スキップ」ができるメーカーもあります。休止手数料がかかることもあるのでコストを考え自分の消費ペースに合わすことのできるウォーターサーバーを選びましょう。
ジャパネットウォーターを実際に使用 メリット・デメリット
高齢者の方はジャパネットを利用している人が結構いると思うけど、
何か理由があるのかしら…。
一人暮らしの車を待たない高齢者にとっては、ジャパネットでの買い物はとてもいいのだなと感じます。ではウォーターサーバーはどうでしょうか。
【ジャパネットウォーターサーバーのメリット・デメリット】
- 電話で注文が気軽にでき、すぐにつながる。
- 初回設置サービスがある。
- ウォーターサーバーのボタンが上部にあるため、使いやすい。
- ボトルが上部であるため、交換が大変。
- 配送日が日にち固定であるため、曜日指定できない。
- 初回設置と初回のボトル配送日は日にちが異なる。
(この説明がわかりづらかった)
個人的にはボトル交換が大変なため、高齢者にジャパネットウォーターはおすすめしません。筆者は何度か交換していますが、筆者の母には無理だなと感じました。
ウォーターサーバーだけではない 高齢者には水の定期便もおすすめ!
ここでは、ウォーターサーバーだけではない水の定期便についての説明をします。高齢者にとってのウォーターサーバーの必要性は、こまめな水分摂取と災害対策などの備蓄水です。最近ではペットボトルの定期配送便があるため、ウォーターサーバーの使用は気が進まないという方のために、このサービスのメリット・デメリットを解説します。
【定期配送のメリット・デメリット】
・ボトル交換の負担軽減。
・水の買い忘れ防止。
・コストの抑制。(ウォーターサーバーとの比較)
・ボトルの保管場所が必要。
・コストがかかる。(スーパーなどで購入する場合との比較)
・注文ノルマがあり水が余ってしまうことがある。
ペットボトルだから、出かけるときにも持っていけるし便利ね。
飲めない時も、事前に連絡すればすぐに止められるしいいわね。
水の定期配送を試してみたいという方はこちらから。こまめな水分摂取習慣をつけて健康な生活を維持しましょう!
水の定期配送は実際どうなのかを詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
よくある質問
インターネット以外からでも契約できるか
ウォーターサーバーの契約は、電話やショッピングセンターなどで実施している実演販売の会場で申し込むことができます。実演販売の会場は、頻繁に行われている地域は限られるため、ウォーターサーバーの申し込みは主に、インターネットか電話になるでしょう。
【電話契約】
・わからないことがあっても、その場で聞くことができる。
・電話するだけで申し込みできるので、スマホなどの小さな画面をみなくてもよい。
・電話がつながりにくい。
・電話する時間は限られる。
【インターネット契約】
・24時間いつでも申し込み可能。
・手順がわかりにくい。
毎月の配送本数に最低配送本数の設定はあるのか
各メーカーにより最低本数を設定しているところもあるため、メーカーの公式ホームページで詳細を確認するといいかもしれません。ご紹介したウォーターサーバーの最低配送本数は以下のとおりです。
・フレシャススラット:2箱(9.3L/本)28日間隔。
・フレシャスdeomini:4パック(4.7L/本)28日間隔。
・ワンウェイウォーター:2箱(12L/本)20日間隔。
契約期間に縛りはあるのか
多くのメーカーは1~3年の契約期間を設けており、契約期間内に解約をすれば解約金が発生するところがほとんどです。
今回ご紹介したウォーターサーバーの契約期間は以下のとおりです。
・フレシャス・スラット:1年。
・フレシャス・デュオミニ:1年。
・ワンウェイウォーター:2年。
まとめ
高齢者にとってはウォーターサーバーの必要性について解説しました。高齢者は日超生活にウォーターサーバーがあることで健康な生活の維持へとつながります。改めてウォーターサーバーの必要性についてみてみます。
高齢者がウォーターサーバーを利用する理由
・こまめな水分摂取ができ、健康生活の維持につながる。
・災害時の備蓄水となる。
・買い物時の負担軽減。
おすすめのウォーターサーバー3選を詳細に紹介しました。
高齢者におすすめのウォーターサーバー
・フレシャススラット
・フレシャスデュオミニ
・ワンウェイウォーター
身の回りに水のある生活をするという観点から、ウォーターサーバーだけではなく、ペットボトルによる水の定期配送の紹介もしました。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分にとって使いやすいウォーターサーバー、選択をしてはいかがでしょうか。
身体にとって水分は、とても重要な役割を果たしています。水分摂取は手軽にできる健康活動といえます。身近に水分がいつでも摂取できる生活を試みてはいかがでしょうか。
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